大して忙しくもなかった。
よくやってくるおじいさんに相談された。
「毎日書いていた文章が真っ白になった」
という。
見てみると見事に白紙のワード文章が。
検索したけど、やっぱりそのタイトルの
文章はひとつしかない。

「誤って消してしまったみたいですね。同じタイトルのファイルがあるとパソコンは新しいほうで上書きしてしまいますから。ちょっと文章は帰ってこないですね。」と話す。

白紙の紙と、文章の入った紙を持ってきてどうして上書きしてしまったかを納得してもらう。

ここまで説明するのに15分くらい。この日記を読む数少ない人は、なかなか大変だったというのをなんとなくわかってほしい。

ひどく残念そうだった。タイトルは大河の一滴。
「五木寛之お好きなんですか。」と聞くと、
「映画がよかったから、本を買って文章を打ち込んでいた。」そうだ。なるほど、練習に良いですね。

「パソコンは人情はないですから、気を利かせて文字がたくさん入っているほうを保存するということは出来ませんから。その代わり同じものを2つも3つもたくさん作れますから、パソコンだけでなくフロッピーにも保存しておくと安心ですよ。」といってフロッピーを買ってもらった。3枚200円を2つ。

たぶん明日フロッピーでの保存方法を聞きにくるだろう。でもいいんだ。

多分人時生産性ということを考えたらなんて無駄働きをしていると怒られるかもしれない。でもいいんだ。

なかなか不景気でそんな採算度外視の仕事が許されるわけじゃないけど。まあ良いんじゃないでしょうか。誰かにそういってもらいたいよ。

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